チップドレッサーを正しくご使用になるには、用途・目的に応じたカッターが必要です。
当社では、さまざまな用途に適応できるよう多種類のカッターを製作いたしております。
I 形状および分類
当社では、市販のチップ形状を下表の通り分類し、便宜上それぞれに分類番号を付けています。
また、どのようなタイプのツールにもお使いいただけるよう4型式の寸法が用意されています。
豊富なバリエーションの中から、お選びください。
■カッター形状分類図
カッター型式 | 寸法 mm | 最大チップ径 mm |
使用機種 |
---|---|---|---|
W H T | |||
0M | 23.2×15.0×6.0 | 18 | ETD-18F.18S.18V |
0N | 20.5×14.4×6.5 | 18 | |
1M | 29.4×15.0×6.0 | 25 | ETD-25F |
1T | 29.0×14.4×6.5 | 25 |
II ご注文に際して
カッターのご注文の際には、1.チップドレッサーの機種(メーカ名・型式)
2.カッター型式
3.カッターの分類番号
4.チップ寸法
などをご指示ください。
下表をご参考のうえご注文いただいても結構です。
また、チップ図面があればより正確です。
例 | カッター型式 | 分類番号 | カッター呼び寸法 | 使用機種 |
---|---|---|---|---|
1 | 0M | 1 | 8RX16φ | ETD-18F |
2 | 0M | 3 | 6φ×8R×16φ | ETD-18F |
3 | 1M | 4 | 40r×10φ×20R×25φ | ETD-25F |
4 | 0M | 6 | 6φ×90°×18φ | ETD-18F |
- カッター刃部高さhは強度上から、総高さHの1/2以下でなければなりません
(但しお客様のご要望により例外的に1/2を越えて製作する場合も有ります。
例 0M(6)6φ×60°×16φ・・・・h=9.2m/mこのような例外品は折損し易いことをご承知ください)。 - 刃部長さが余りにも長い場合は、ビビリなどの原因となります。したがって上記1とも関連して最少角は50°とします。
- Dφはご使用になるチップ毎よリ1m/m程度の余有が必要です。
- 厚みTは最大6.5m/mが限度です。
上記1~4のいずれにでも該当する場合そのカッターは制作できません。改めてご相談してください。
尚カッターはh=H/2を越えない範囲内でDφを最大可能な寸法にて製作いたします。
例えば0M(6)8φ×90°×12φとご指定いただいても、実際には0M(6)8φ×90°×18φをお届けいたします。
これは、カッターケースをご使用のチップ寸法に合せれば10φから18φまでのチップに巾広くご使用いただけるからです。